ランダムなメモランダム

雑草のような雑念と雑考

2014-01-01から1年間の記事一覧

南西のカマドウマ

カマドウマ=竈馬

懐メロのゲームソング

鳥の詩 (Liaの曲) はゲームから生まれ落ちた懐メロ 2000年の出生。

たまには祝詞を聞いてみよ

日本人なら祝詞なるものをちょいと聞いてみようではないか?

亀岡の盲導犬総合訓練センター

盲導犬の訓練は難しく、費用も必要だ。しかも、盲導犬の寿命はふつうの犬よりも短い。 運営費のかなりの部分は慈善金によりでているという。 青森県八戸市の屋台村で飲んだ時、隣に居合わせたおっさんがそんなことを話していた。 京都府亀岡の盲導犬総合訓練…

三千世界でただ一つの花

明恵上人は、ある日、スミレの花が咲いているのを見て合掌して涙を流したという。上人はありふれた花にすべての花の真如を見通すことで事物が相互に依拠し合う「事々無礙法界」を看取したのではないか? 個々の花は消え去り絶対的な花が咲き誇る世界が上人に…

チェーホフの『六号室』

19世紀末のロシアは国家的混迷期にあったようです。ロマノフ王朝のツァーリの統治はほころびはじめており、社会のタガは緩みだしていました。 短編の名手チェーホフが医師業の傍ら作品を発表しだしたのは、そうした時代です。文豪トルストイがその才幹を評…

祭りの処方

山車とはなぜ山なのか? 祭りにおいて「山」が象徴するのはなにか? それは山からくだり里に顕現する神的なものを表すのではないか? 祭りの山車で見られるカラクリ人形、なぜ人形がそこにいるのか? 少なくともそこでの所作は演劇性がある。繰り返し動作が…

倭国人形論 書き集め

『文化人類学事典』561ページ「人形」より 日本においても人形は多様な発達の仕方をしている。平安時代には「ひとがた」 「くさひとがた」「かたしろ」「あまがつ」「ひいな(雛)」「偶人」「土偶人」「木偶人」「傀儡」などと呼ばれ、その名の通り材料…

自分葬がやってくる

上野千鶴子のような自己保全&価値観フリー系の論客が『おひとり様の老後』などとお気楽な高齢化単身世帯を唄いあげたのは、つい数年前のこと。 そのうちに、シングル化だけではなく、葬式にまでそれが忍び寄ってきた。それが明確な事実になりつつあるのは、…

アレキサンダー大王、始皇帝、豊臣秀吉

アレキサンダー大王、始皇帝、豊臣秀吉の三英傑の共通点はいろいろあるだろうが、一つここで言いたいことは後継政権を生み出せなかったことだ。 彼らは軍事力により、強力な支配を確立し、統一的な勢力圏を創りだした。 だが、その権力基盤は死後に急速に解…

あるいは忌日でいっぱいの暦

8月になると連日のように祈祷と黙祷で日々の記事がいっぱいとなる。15日の終戦記念日の前後にことさら、それが多い。 沖縄戦の犠牲者、戦艦大和や特攻隊の追悼、広島と長崎の原爆記念日につづいて御巣鷹山だ。そして、終戦記念日で追悼式はピークとなる。…

自閉症についてのメモ

身の回りに増えている自閉症、これは文明化によるものかどうか。 レオ・カナーは一九四三年に初めて自閉症を記述 全ての文化圏に見られます。いろいろな国で行われた調査では、常に一万人に二人から四人の自閉症の子どもが生まれ、通常女子一人に対して男子…

フランスの詩人の観た能

20世紀初等のフランスの外交官ポール・クローデルはパンテオンに葬られているほどの才幹を有した人物であった。 その彼が駐日大使であった時代に、伝統芸能に深く親しんだ。 能の理解はその理解の正確さと繊細さをよく伝える。 堀辰雄の引用の孫引きをしてお…

神道と日本型ダーウィニズム

近代思想史を紐解くとダーウィニズムが西洋思想史に大きなインパクトをもたらしたことが、詳しく記述されている。 ダーウィンのブルドッグこと、ハックスレーがイギリス国教会のウィルバーフォース卿と論戦をしたなどというのが代表であろうか。 自然科学と…

巨大な穴、シベリアに出現

2014年7月に「巨大な穴、シベリアに出現」というニュースとYoutube画像が話題になった。アナと雪の女王がメガヒットしているのとは関係ないのは自明だろう(イヤ! もし、氷の世界でクールな気分が味わえるのがヒットの原因の一つすれば、シベリアの巨大な穴…

人工知能は人の命を奪うか

ビッグデータと歩調を合わせ、人工知能が脚光を浴び出した。別な言い方をすれば、キューブリックの『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』的な時代はもうすぐやってくる。 ご承知のように、この映画では、木星探査のため、HALは搭乗員のかわりに宇宙船…

要調査! 民主主義国家には餓死がない

さて、民主主義の教説にある「 民主主義国家には餓死がない」は事実であろうか? もちろん、個人の事情によるここの餓死はあるだろう。集団的な飢餓状況は起き得ないと言い換えても良い。 戦前の専制国家での飢饉は常態化していたといえよう。社会主義国家に…

Oldies Moonglow

いつもどこかで醸成されている危機

ウクライナでのマレーシア民間機撃墜、イスラエルのガザ侵攻、西アフリカでのエボラ熱の猖獗、イラクの混乱やアフガニスタンでの慢性的なイスラム系のテロなどなど。 そのうえ、エジプトやチュニジアのジャスミン革命後の混乱、それにシリア内戦はいつまでも…

ロンメル アフリカ戦役詩集

あのロンメル将軍が戦争中に詩を書いていたら。

ヤクザとマフィアの発生の場所

宮崎学を読んで興味深く感じたのは、近代的暴力団である山口組が港湾労働の利権で、金と闇の権力を獲得してきたことだろうか。 それをサヴィアーノの『死都ゴモラ』重ねあわせ、イタリアのマフィアの巣窟が港であり、場所的な共通性に感心した。 空港ではな…

提灯(ちょうちん)の防水機能

さて、江戸時代の発明品である提灯である。 これほど頼りない持ち運びの照明道具もないような気もする。 しかしながら、風を遮り周囲を照らすという道具は、そんなたぐいの発明は西洋文明にも少ない。 なんといっても防水性もあったのだ。油紙を使うことで水…

ベルクの叙情性

吉田秀和はアルバン・ベルクの叙情性というのを書いている。シェーンベルクやウェーベルンの曲とは異なる方向性を示しているのだろう。 【奇瑞】 グレン・グールドの弾くアルバン・ベルクのピアノ曲

南米の狂熱 サッカー戦争

サッカー試合が原因で国家間の戦争を起こすのが南米人の気質である。 今回のブラジルでのバス20台炎上なんてカエルのツラにションベンでしかない。決勝まで頑張ったという側面よりは決勝で大恥をかいて負けた方がメンツにかかわるのだろう。 サッカー戦争…

私見!太平洋戦争の戦争責任論

今でも、極東軍事裁判の結果には物言いをつけるヒトは後を絶たない。しょせん、勝者の裁きだからどうしようもない。 しかし、それでは議論にならないので、歴史的観点から自分の見解を記しておこう。 太平洋戦争は帝国主義国家どうしの衝突であった。アジア…

鼻くそと耳垢の排出比較論

「目くそ、鼻くそを笑う」なぞというコトワザを先祖さまたちは残してくれたのだが、これは同族同士がどうでもいい差別化をすることを戒めている。 目くそは目やにが正式名称だろう。鼻くそは、やはり鼻くそなのだろう。英語ではbooger、nasal mucusとかいう…

排尿時間の世界記録は可能か

人の排尿時間の記録があるかどうか知らない。日本人の大好きなギネスに載る記録として意味があるだろうか。誰も知らない。それ故、メモる価値がある。 誰も知らないことを知ろうとし、馬鹿げたことを真剣に論じ、信じられないことを信じてたフリをするのが、…

不明機のマレーシア航空の事故原因

自動操縦だったという不明機のマレーシア航空370便。どうやら、操縦室には生きた人間がいなかった可能性がクローズアップされてきたようだ。 操縦室は内側からしか解錠できないルールである。副操縦士が合鍵を置き忘れて操縦室を離れ、その間に操縦士が急病…

セシル・B・デミルと早川雪洲

サイレント映画をフルで鑑賞しよう。"The Cheat" (1915) 巨匠デミルと早川雪洲の組合せだ。 この米国の日本人批判映画はフランスで好評だったそうだ。

王陵と有人ロケット

王陵は古代の権力者の墳墓だ。そして、人が乗り込んだ宇宙ロケットは現代のテクノロジーの粋を集めた乗り物だ。 この両者の対比はなかなか示唆的だ。 王陵は「死者」が「地下世界」への「降下」する一方向的な設備だ。ロケットは「生者」が「天上界」へ「上…