SF作家のレムのこと
これだけ厚みのある対談、いやインタビューは久々です。お相手があのレムなんだから当然のことか。
キリスト教の教父アウグスティヌスは「近代的な自我」を自らのうちに見出しました。その証拠にして貴重な記録が『告白』です。
何をもって近代的な自我というか、内面的な自由と対になった罪の意識。国家や共同体によらない孤立した自己の研鑽と確立。内的な時間意識による過去と現在、未来の通観などです。その認識のための道具も古代哲学とキリスト教の手引から獲得していました。















数年来続くロシアとウクライナ戦争、イスラエルのガザ侵攻にはじまるイランとアメリカの戦争はどちらも民間人を巻き込む非文明的な戦争をダラダラと締まりなく戦っている。この戦争の勝ち負けは実質的に無意味だ。メンツのための殺し合いなのに当事国は止める戦略も能力もない。第三者の誰も積極的に介入して停止させる能力も気概もない。つまり、国際的な秩序維持を要求する抑止力は皆無ということだ。
そうこうするうちにAIによるサイバー攻撃能力のグレードアップがあり、AIのためのデータセンターの増強も怒涛のように始まっている。どのようなインパクトを与えるかわからないイノベーションを抑制する能力もモチベーションも劣弱なのが現代社会だということであろう。
AIに対する爆増する投資。言い換えるとエネルギーと資材、半導体は大きなビジネスチャンスになる。それらのエネルギーと資材、半導体が金儲けの柱になるのは、今までの金融資本主義経済の思う壺になっている。普通の意味での景気はよくないが株式市場は活況を呈している。まるで狐の嫁入りのような不思議な眺めだ。
先進国の特定のセグメントがカネと権力のパワーセグメントとなり、彼らが短期的利益で世界経済とその方向を独占しているように見える。
こうして、無駄骨の2つの戦争とAIとエネルギー&資源と金融市場は三つ巴になって、予測できない不安定な未来に現代社会を拉致する。これはウルリッヒ・ベックの指摘した「世界リスク」の具現化そのものではないだろうか。
その結果として、10年前まで全盛を極めた「グローバリゼーション」とそれを支えたサプライチェーンがメリメリと音をたててひび割れている。
各国が自国優先主義的にふるまい、エネルギーと資材と食糧が値上がり&供給網が不安定化している。自国の利益優先と資源を囲い込む動きは目に見えて高まっている。
第三世界の窮状(食糧難や医療難や疫病禍)には関心がなくなりつつある。それは国連への軽視とおなじ心理だ。
そうこうするうちに、国際秩序はぜんぜん別のものになってゆくのだろう。かつて見知った安定的で協調的なグローバリゼーションを良しとする世界は消え失せるだろう。
第一次世界大戦以降の「ブロック化」と似ている未来になるかもしれない。それに地球温暖化というおまけつきだ。


クォークやヒッグスボソンのような観測が困難な素粒子とフォノンやロトン、クーパー対のような固体物理学の準粒子はほとんど等価ではないでしょうか?
理論と観測を同時的に満足するための仮構物は「実在」といってもいいでしょう。それは準粒子についても当てはまるのではないかと思えます。
ランダウはこのような集団的量子系の創発的な法則を多く発見しています。
BSC理論のクーパー対もそうです。電子がフォノンを介して結合しボソンのようにふるまう。この準粒子が超伝導を生み出す。






