ランダムなメモランダム

雑草のような雑念と雑考

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小林多喜二の拷問と築地警察署

ノーマ・フィールド女史は小林多喜二の拷問死に対して半世紀たった今でも、痛烈な抗議をしている。 まことに同感である。 反体制作家であるということだからだけで、三時間の非道な拷問(その無残な亡き骸の写真も残る)を単なる時代の差ということだけで風…

Infinity

厳密なる思考停止者

最も厳格な意味での思考停止状態を生きることは可能であるか? その者はヒトであることを止め、社会的責任すらも放棄すること、否! その放棄自体についてのエポケー(判断中止)を貫く。 なにかを感じるままに過ごしゆくことは可能であろう。思考を無化する…

死語であるブルマーを広めたブルマー夫人

我らの世代の小学時代には女子は体操着として、「ブルマー」とかいうものを装着していた。 そもそもブルマーなるものが人名だと知ったのは随分むかしのことだ。ブルマー夫人(Amelia Jenks Bloomer)にちなんで名付けられた。米国の進駐軍とともに女子体操着…

二十秒の知的冒険

二十秒の間に知りうる価値があることを究める。

Le Cafe Paris

レオタードの語源となった軽業師

その名はJules Léotard。ジュール・レオタールというのがフランス語よみであるが、英語圏からやってきて 「レオタード」になってしまった。 欧米圏ではこの名を聞くとプッと吹き出すイメージがあるそうな。

ケプラーに関する2つの作品

天界の音楽、もしくは世界の調和をケプラーは追い求めた。 おそらく、天文学者を主題にした唯一のクラシック 幾何学的な調和で奏でる惑星の音楽(ホルストと異なる意味で)

超越実在とのコミュニケーション

ヤスパースは精神医学に足場をもつ20世紀ドイツの哲学者である。日本でも戦後、流行ったことがあるがハイデガーほどの永続的な影響を保持したわけではない。しかしながら、彼の超越者概念は理系的にも頷けるところもあり、何よりも明晰な言語で限界を越え…