2012-01-01から1年間の記事一覧
したたかな外交戦略の見本がすぐお隣にある。経済一流、政治三流、外交番外の日本は その顰(ひそみ)にならうべきであろう。 まず、彼らは虎の威を借る戦略を第一とする。「虎」とは中華人民共和国である。中国は唯一の同盟国である北朝鮮を見捨てることは…
スペインの名画の補修騒ぎは教訓的である。キリスト教の真摯な宗教性が香る原画は、おおぼらけな乖離性障害そのものの怪作=改作=快作に変容してしまった。 補修により修復不能になった絵画は、その修復の非再現性により別の作品に現成した。 これだけ話題…
ヨギ・ベラの至言の一つ "It's tough to make predictions, especially about the future." 経済学者やアナリストに対するエピグラムであり、日本においては地震学者にとくに当てはまりがいい。 明日をどこまで計算できるか?――「予測する科学」の歴史と可能…
うさぎのおみくじ 狛犬替わりにうさぎ! 京都の岡崎神社http://www.okazakijinja.jp/
このアニメには多くのキャラ=神々が顕現したまう。死んだヒヨコたちの化身である、おお酉(とり)さま。うちの子が大好きなキャラでもある。 その他にも、ミツマタ大根の神さま、川の神さま。おおくの神々が風呂屋でみそぎをするために集う。これらの神さま…
女子供じみた言い争いを見聞きするにつけ、良くも悪くも延々と言った言わないや揚げ足取りを続ける才覚に驚くやら呆れやらである。 ましてや尖閣諸島や竹島問題のような国同士の論争も女子供の言い争いと大同小異であるのには、国家理性の存在が疑わしくなろ…
「ABE内閣」成立で、土建業と一部業界へのバラマキが再び始まる。 実のところ、こうした不必要な分野への公共投資は景気回復どころか、後世へのツケがかさむだけ。ケインジアン的政策のつもりだろうが、それは誤り。 真水がどんどん減って官僚と政治屋のドブ…
選挙でいうておくべきことは、ひとつ「自民党に投票することなかれ」だ。 日本が輸出だのみなことは明らかで、周辺諸国と関係が悪くなると、それがてきめんに響く。 製造業は国際平和で儲かるのだ。 そもそも、日本経済は平和で潤ったのを忘れてはならない。…
観光地としての東京が他の名だたる都市を圧して1位になった。世界の旅行者の投票結果だ。http://gigazine.net/news/20121214-tripadvisor-cities-survey/ さてもさても、この1位に評価された項目は「安全」をのぞけば、交通インフラに関することばかりでは…
アベノミクスとか国防軍とか原子力への不明瞭な態度とか、アホくさくきな臭い自民党の主張だが、自民党政権自体はアメリカの共和党どうように中産階級を壊し、若年層を搾取する、そんな方向になるのは、見え見えだと思う。 時代を逆行するような選択は時間の…
25198140とは円周率の小数点展開で、3141592が初めて出現する桁数である。 そのほか、黄金比16180339が始めて出現する桁数は、19445230桁であるが、これらのことは、当然ながら誰の注意もひくことはない!
意外な組み合わせということで、ヘディ・ラマーがいる。 この女優は無線の知識をもっていて周波数ホッピングスペクトラム拡散の特許を取得している。
満州族は遊牧民族であり清を経営していた支配民族である。その生き残りは百万程度というが彼らに対する華人による迫害はあまりない。 そのかわりにチベット族に対しては、だいぶ辛く当たっている。ダライ・ラマのチベット亡命政権があるから? 違う! それに…
幸田露伴の「知々武紀行」を読んだ。 淡島寒月と二人で連れ添っての関東旅行である。明治時代の旅はそれほど文明化されてはいない。東京から熊谷までは鉄道だが、その先は歩きや馬車であっただろう。 露伴の生活は苦しいものだったらしく、文豪でありながら…
繊細で軟弱なる性格の人物が党首になった自民党は語るに落ちたと言わざるをえない。 この時期、こうした人物をリーダーに選ぶ自民党国会議員とはいかなる政治的展望を持っておられるのだろう? 残念ながら自分らの利権しか念頭にない短見の人物しかいないの…
ライオネスコーヒーキャンディのマスコットキャラは「バタ子ちゃん」 広告キャラクター人形館―昭和30年代のスターたち (ちくま文庫)作者: オオタマサオ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/12/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログを見る
サモトラ家の三毛
ロンドン五輪は成功裏に終了した。 日本のメダル獲得数38個は史上最多。まことに目出度い。 204カ国11,000人の選手が参加したという。302種目の競技であるから906個のメダルが発行されたことになる。種目により団体戦があるから金銀銅で1000個以上…
ラリー・ニーブンの作品で『インフェルノ』というSFがあった。ダンテの神曲に想をえた小説であるが、ここでは主人公の相棒がベニトだったことが重要だ。 ベニト・ムッソリーニであることがあとで判明する。ムッソリーニはヒットラーに悪の道に引きずり込ま…
メモアール むかしむかし、さつき書房という小さな本屋がありました。 一地方のありふれた書店です。横浜の二俣川という場所のふつつかな記憶です。
なぜかこの小節がきいた曲がNHKアニメで流れる、う〜ん玄妙なり。
バラード「恋が私を焦がれさせ」
大多数の出版社の例にもれず音楽之友社も経営が苦しいという。ボーナスがでないとか。 こうしたケナゲな出版社を応援したくなるのは人情というものだ。グレゴリオ聖歌の世界作者: リチャード・L.クロッカー,吉川文出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2006/0…
一味違う風味が俄然、注目に値するのだけれども。 一過性でなく歌手のアイデンティティとなることを願いつつ。
ゲバルト・ローザのローザとは、このヒトのことなんだろうな。 だが、華々しい理論家としてのルクセンブルグを忘れてはならないだろう。 かつて岩波ホールで上映していた伝記風の名画 経済学入門 (名著/古典籍文庫―岩波文庫復刻版)作者: ローザ・ルクセンブ…
二人の夭折した天才、二人の富永。彼らに血縁があればという空想は愉しいものだ。 富永太郎の父は愛知県の士族というし、富永仲基は大阪の町人、父親は大商人であった。 繋がりはここで途絶えてしまう。 方や商人、方や武士ではつながりようもないか。 富永…