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雑草のような雑念と雑考

女子供の言い争い

 女子供じみた言い争いを見聞きするにつけ、良くも悪くも延々と言った言わないや揚げ足取りを続ける才覚に驚くやら呆れやらである。
 ましてや尖閣諸島竹島問題のような国同士の論争も女子供の言い争いと大同小異であるのには、国家理性の存在が疑わしくなろうというものだ。
 ここはライプニッツの叡智に見習いたい。
法的な論争すらライプニッツの普遍数学の適用範囲である。ひとたび法廷計算家がその論点について「計算しよう」を記号計算をスタートすれば、その計算結果がすべてを解き明かすのだ。
 女子供の言い争いから国家間の外交問題まで、計算化により解決するというのは理性と理系の勝利というべきか。
 だけれども、こうした「計算」には穴があるのも事実だ。前提条件がここで争点になる。自分に有利な前提条件を設定すれば、自動的に計算結果も自分に有利となるのが、自明である。
「前提条件」についての言い争いが生じるんは目に見えている。ここにおいて計算以前に前提条件についての女子供の言い争いが出現する。
 なんか繰り返しになるのだなあ。

ライプニッツの普遍計画―バロックの天才の生涯

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