2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
近代思想史を紐解くとダーウィニズムが西洋思想史に大きなインパクトをもたらしたことが、詳しく記述されている。 ダーウィンのブルドッグこと、ハックスレーがイギリス国教会のウィルバーフォース卿と論戦をしたなどというのが代表であろうか。 自然科学と…
2014年7月に「巨大な穴、シベリアに出現」というニュースとYoutube画像が話題になった。アナと雪の女王がメガヒットしているのとは関係ないのは自明だろう(イヤ! もし、氷の世界でクールな気分が味わえるのがヒットの原因の一つすれば、シベリアの巨大な穴…
ビッグデータと歩調を合わせ、人工知能が脚光を浴び出した。別な言い方をすれば、キューブリックの『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』的な時代はもうすぐやってくる。 ご承知のように、この映画では、木星探査のため、HALは搭乗員のかわりに宇宙船…
さて、民主主義の教説にある「 民主主義国家には餓死がない」は事実であろうか? もちろん、個人の事情によるここの餓死はあるだろう。集団的な飢餓状況は起き得ないと言い換えても良い。 戦前の専制国家での飢饉は常態化していたといえよう。社会主義国家に…
ウクライナでのマレーシア民間機撃墜、イスラエルのガザ侵攻、西アフリカでのエボラ熱の猖獗、イラクの混乱やアフガニスタンでの慢性的なイスラム系のテロなどなど。 そのうえ、エジプトやチュニジアのジャスミン革命後の混乱、それにシリア内戦はいつまでも…
あのロンメル将軍が戦争中に詩を書いていたら。
宮崎学を読んで興味深く感じたのは、近代的暴力団である山口組が港湾労働の利権で、金と闇の権力を獲得してきたことだろうか。 それをサヴィアーノの『死都ゴモラ』重ねあわせ、イタリアのマフィアの巣窟が港であり、場所的な共通性に感心した。 空港ではな…
さて、江戸時代の発明品である提灯である。 これほど頼りない持ち運びの照明道具もないような気もする。 しかしながら、風を遮り周囲を照らすという道具は、そんなたぐいの発明は西洋文明にも少ない。 なんといっても防水性もあったのだ。油紙を使うことで水…
吉田秀和はアルバン・ベルクの叙情性というのを書いている。シェーンベルクやウェーベルンの曲とは異なる方向性を示しているのだろう。 【奇瑞】 グレン・グールドの弾くアルバン・ベルクのピアノ曲
サッカー試合が原因で国家間の戦争を起こすのが南米人の気質である。 今回のブラジルでのバス20台炎上なんてカエルのツラにションベンでしかない。決勝まで頑張ったという側面よりは決勝で大恥をかいて負けた方がメンツにかかわるのだろう。 サッカー戦争…
今でも、極東軍事裁判の結果には物言いをつけるヒトは後を絶たない。しょせん、勝者の裁きだからどうしようもない。 しかし、それでは議論にならないので、歴史的観点から自分の見解を記しておこう。 太平洋戦争は帝国主義国家どうしの衝突であった。アジア…
「目くそ、鼻くそを笑う」なぞというコトワザを先祖さまたちは残してくれたのだが、これは同族同士がどうでもいい差別化をすることを戒めている。 目くそは目やにが正式名称だろう。鼻くそは、やはり鼻くそなのだろう。英語ではbooger、nasal mucusとかいう…