ウクライナでのマレーシア民間機撃墜、イスラエルのガザ侵攻、西アフリカでのエボラ熱の猖獗、イラクの混乱やアフガニスタンでの慢性的なイスラム系のテロなどなど。
そのうえ、エジプトやチュニジアのジャスミン革命後の混乱、それにシリア内戦はいつまでも続く。
尖閣諸島や南沙諸島をめぐる対立は東アジアの緊張を高め合うようだ。
政治的&アジア的には中国での政治的抗議活動、タイの軍政移行、北朝鮮のミサイル連発、韓国大統領の支持率低下。
アメリカ合衆国はこれらのどれ一つとしてイニシアチブを取れないようだ。
それがどれにも関連するようにも思える。
要するに、このところ、目につくのは綻び始めたアメリカ的ガバナンスではないだろうか?
関係なさ気なエボラ熱でさえもそうなんじゃないだろうか。
それに対して、いいニュースってなんだろう?
何もないような気がする。
ブラジルのワールドカップは後味悪いものであったし、スポーツイベントですら世界を結びつける力が弱まったんじゃなかろうか。
2014年後半、現代グローバル文明の行く手に暗雲が立ちこめる感がある。