2014年7月に「巨大な穴、シベリアに出現」というニュースとYoutube画像が話題になった。アナと雪の女王がメガヒットしているのとは関係ないのは自明だろう(イヤ! もし、氷の世界でクールな気分が味わえるのがヒットの原因の一つすれば、シベリアの巨大な穴と共通原因となる)。
自分的には天然ガス田の30キロ圏ということで、巨大なメタンガスの吹き出しが起きたのではないかと思う。
日経サイエンスの記事『ツンドラの湖に潜むメタン』を引用しておく。
温暖化が進んで永久凍土が解け始めると,それまで氷に閉ざされていた炭素にまで微生物がたどり着けるようになる。そうなると,微生物は炭素をどんどん分解してガスを発生させる。....メタンガスの分子は湖の底で泡となり,水中を上昇,湖面ではじけて大気中に入り込む。
永久凍土が温暖化で緩んでいることと人為的な天然ガス開発のもたらした奇現象ではないだろうか?
その傍証は気象庁の「世界の異常気象」にある。今年の3月にこの地帯が高温状態になったのだ。
しばらく前からシベリアの凍土の消失が指摘されていた。
- 作者: 福田正己
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/12/20
- メディア: 新書
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る