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雑草のような雑念と雑考

自分葬がやってくる

 上野千鶴子のような自己保全&価値観フリー系の論客が『おひとり様の老後』などとお気楽な高齢化単身世帯を唄いあげたのは、つい数年前のこと。

 そのうちに、シングル化だけではなく、葬式にまでそれが忍び寄ってきた。それが明確な事実になりつつあるのは、家族葬がまわりで増えだしたことで看取される。
 葬儀に親族はお呼びじゃないのである。
家族だけでひっそりやるのが葬儀の規準になりつつあるようだ。

 そうすると次にやってくるのは、誰も参列者のいない葬儀だろう。弔うものがいないお別れの儀が、つまり、無縁仏すれすれの葬儀が主流になるわけだ。
 親も子もいない自分だけの葬式。
無縁仏ではないけれど、誰も焼香してくれない葬儀が増えるのは時間の問題だなあ。


変わるお葬式、消えるお墓 新版 (高齢社会の手引き)

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