ランダムなメモランダム

雑草のような雑念と雑考

ブログノンフィクション+ジャーナリズムの可能性

ブログの可能性として、ジャーナリズム代替となる可能性は以前から論じられていた。ノンフィクションの代替性も論じつくされているだろうと思う。
 その中間の可能性をまとめておきたい。
1)速報性
 その日のニュースをそのままupdateできるのはジャーナリズム的要素だろう。それも日本という閉じた境界ではなく世界のニュースをかなり手広く拾い集められる。地域ネタや個人意見も収集できるのはいい。そして、書いた結果はほぼ検閲されることもなく公開される。これは品質がバラツクということでもある。

2)メディア超越性
 活字や静止画だけではない。動画やライブさえも動員できるであろう。原文も参照できるのは従来のやり方ではありえなかった。それゆえに、日本語にこだわらなくとも良いのも利点だと思う。
 過去のライブラリー(活字や写真など)をさらってコレクトできることも付記しておこう。現在は過去からの結果でもあるのだから。

3)情報の集約=収益源
 ファクトの広範囲な収集が安価で効率的にできるのは本質的な強みだ。地図や書籍、ニュースや個人の意見などを集成することで自説を補強できるのは心強い。それが「広告主」となるのも留意しておこう。事実をブロードキャストするのが本意であるが、その集め方は自説や持論が土台になるのだ。


 そうして何よりも、原典に忠実であること、引用元が明示されるのことが思いのほか役立つ。
リンクは基本許容されているので、許諾処理の手間が省ける。それ以上に、読み手が原典を確認できるのは意義が大きい。

 つまりはマスメディアでも企業組織でなくとも、取材と情報収集を行いつつ意見を開示しそれを元手に食っていくことも、発信情報の価値がありさえすれば可能であろう。