ランダムなメモランダム

雑草のような雑念と雑考

まだまだ続く、日本人の底力

 近年勃発した貿易摩擦では中国のレアアース問題がある。
レアアース需要国である日本はネオジム磁石など小型モーターやLED部品などでレアアースが生命線になるメーカーが多い。そこに目をつけた中国が一方的な輸出制限、すなわち値上げを宣言したのだ。
日本や関係各国はWTOに提訴するとともに自助努力を開始した。レアアースのリサイクルや使用量低減/代替材料の開発を行ったのだ。
 だが、その結果は中国の敗北だった。レアアース在庫は積み上がり、景気減速もあって価格は貿易摩擦以前の値となっているのだ。

国税関総署の統計によると、今年7月、中国からのレアアース(希土類)輸出量は3658トンで前年同月の1799トンのほぼ2倍、過去4年間の最多となった。ただ価格は大幅に下がっており、「豚肉のレベル...

FOCUS-ASIA


 どうしてどうして、日本人もまだまだヤルじゃんなのだ。
 また、本日の朝日新聞朝刊では酷暑続きなのに電力逼迫は起きていないことを報じている。原発なしでで8月の電力ピークを乗りきれることを国民あげての努力で実証しようとしている。
 ガマン力と組織力の民族性というところが、なんとなしに愛おしさを感じるのだ。