ガイア仮説の論者やエコロジー系の思想家などが常々、指摘していたことだが現在の人類の繁栄とその自然界への影響のアナロジーとして、人類のガン細胞にたとえることがある。
それがグローバリゼーションというキーワードでどこまで当てはまるか、類比を推めてみたい。
Wikipediaによるとこんな社会現象がそのなかに含まれる。
- 世界経済の融合と連携深化
- 異文化交流の機会増加
- 政治主体の一元化
- 経済的格差の世界化
- 社会問題の世界化
大都市への集中化を含めておこう。それを癌化アナロジーの中心に据える。そして、田園や地方はグローバリゼーションの過程で衰退する傾向にあることから考えてみよう。
大都市は病巣である。そこではがん細胞の大きなコロニーが形成される。
がん細胞のコロニーはその成長のために、血管を生み出す酵素を分泌する
。
易動性(モビリティ)はがん細胞のもう一つの特性である。それは血液やリンパ液の流れに乗り、あちらこちらに動きまわる。