気の毒にも若者たちの失業率は先進国では高止まりしたままだ。これはグローバル化のもたらした現象と考えられている。比較的単純な労働を新興国の労働者がとってしまう。ITとサプライチェーンの低価格化がそれを後押ししたと。
まあ、そうかもしれない。
一方で少子化が進む。職がなくなり少子化なのはそれはそれで釣り合いのとれる社会現象だ。
高齢者はしかし、それに安住してはいけない。自ら働き手にならねば一国経済は世代間gapで破綻するだろうから。
それ以上に気に入らないことがある。人口減だと先行きがないと人口増の続く新興国が有望だとそちらに鞍替えする。
この速断は拙速ではなかろうか?
同じような判断からは同じような帰結しか導かれない。市場サイズがシュリンクすると見るのがほとんど企業であろうから、そこで過当競争にさらされる。
成熟期市場の先に新たな製品・サービスを生み出し続けて、やがて成熟するであろう新興国のコンシューマにも受け入れられる経営戦略するのも、意味のアルもう一つの判断であろう。