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雑草のような雑念と雑考

都会の衰退の様式 日米の例 室蘭とフィラデルフィア

  日本社会は衰退期に入っていて地方都市にはおびただしいシャッター通りが生まれている。コロナで拍車がかかったのは間違いない。しかしながら、アメリカの大都会の

衰退の様式は、もっと荒れ果てたものだ。

 一先ず、アメリカの東海岸の大都会の有様をみてほしい。

 


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 対比するために日本のサンプルとして、室蘭市の駅前商店街をみてほしい。

人通りは少ない。それでも、すさんだ雰囲気はそれほどない。

 

 


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 フィラデルフィア東海岸の有数の都市だ。アメリカの独立運動の発祥の地であり、ペンシルベニア州立大学など文教都市でもあるはずだ。人口700万。

 若者たちをふくめて、昼間から所在なさげに大通りをフラフラと歩いている。ごみのただなかにホームレスたちが座り込んでいる。年寄りは少ない。中年男性もいるが、若者たちが多い。スポーツをするのでもない。楽しげに語り合っているのでもない。

 何と言っても、若い女性たちが目立つのが、哀れなのだ。彼女らは所在なさげにうろついているようだ。立ち止まって奇妙なしぐさを繰り返している人もいる。病気なのかそれとも薬物中毒なのだろうか。ペンシルヴァニアはマリファナ解禁なのだろうか。

 路駐しているクルマはいい車が多いのだが、路上のみすぼらしい見える人たちの車なのだろうか?

 

 これが、好景気なはずのアメリカの有り得ない実像なのだろうか?

 さすがに人々は飢えてはいない。ほとんどがジャンクフードのせいで太っている。車道をいく人たちが多い。

 荒んだ雰囲気と腐臭は映像越しに漂う感じがする。

 経済大国アメリカの半分はこうした実態なのだ。

 なんでこんな有様なのだろうか?

 

 こんな崩壊した大都会を捨てて稼ぐ人間や金持ちは郊外に住まうのだ。

それに引きかえ、日本の大都会はそこまで空間格差と荒廃を生み出してはない。

葛飾区はそれほどステータスが高くない土地柄だが、年寄りだらけであっても

穏やかな陽だまりの中で、緩やかな衰退を歩んでいると思う。


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