地獄の扉がひらきだした。シベリア北西部の凍土が溶融しメタンが大気に拡散する。
このまま大量のメタンが放出され続けるならば、温暖化はいよいよ加速する。
二酸化炭素の数倍から数十倍の温暖化効果をもつのだから。
また、2012年に報告されたグリーンランドに出現した氷上湖を思い合わせるべきかもしれない。
それにしても、「七つの穴」というのは混沌が死ぬ荘子の寓話「渾沌、七竅に死す」を連想させて不気味な響きがある。
「シベリア新聞の記事」で巨大な穴の内部の写真映像が多数公開されている。
youtubeもアクセス数が100万をこえて増大中。世界の関心を呼んでいる。
シベリアの自然と温暖化効果についてはこの書がいいだろう。
シベリア 温暖化する極北の水環境と社会 (環境人間学と地域)
- 作者: 檜山哲哉,藤原潤子
- 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
- 発売日: 2015/04/10
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凍土について手軽に読める情報源の新書
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