柳田国男の『石神問答』にかかわる研究や論及の書籍類をまとめておく。
幸田露伴『石神問答を読みて』
明治43年の露伴翁の感想のところを引用をしておく。
予は此の書によりて幽かな、但し面白い刺激を受けた事を悦ぶ
折口信夫『漂著石神論計画』
書き出しがいい。
1 柳田先生の民俗学的研究上、一大体系をなす石信仰。今新な回顧の時に達した。
この論考(の覚え書き)は折口ならではの思考の働きを示している。東国に多く見られる海から寄りくる玉石などを連想しつつ、石神信仰の内奥に迫ろうとした。
時代は現代に跳ぶ。
芸能史研究者の服部幸雄の代表作として宿神=石神が光を浴びる。
- 作者: 服部幸雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: 単行本
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