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雑草のような雑念と雑考

日本のSF初期の関係者の死に至る病のリサーチ

 日本SFの関係者の死にざまを調べてみた。著名な作家、翻訳者、編集者が対象であり、WIKIPEDIAが情報源であります。

 広瀬正 47歳 心臓発作

 半村良 68歳 肺炎

 光瀬龍 71歳 食道がん

 福島正実 47歳 不明

 横田順彌 73歳 心不全

 平井和正 76歳 心不全

 星新一 71歳 口腔がんから間質性肺炎

 野田昌宏 74歳 肺炎

 柴野拓美 83歳 肺炎

 手塚治虫 60歳 胃がん

 小松左京 80歳 肺炎

    今日泊亜蘭 97歳 肺がん

 矢野徹 81歳 大腸がん

 浅倉久志 80歳 心不全

 山野浩一 77歳 食道がん

 栗本薫 56歳 膵臓がん

 眉村卓 83歳 肺炎

 石川喬司 92歳 肺炎

 網羅的ではさらさらないが、一般的な傾向としては戦後を生きたホワイトカラー男性としては寿命は平均以下のような気がする。死因となる病気は、心臓系と肺炎とがんが三大要素といえる。だが、脳梗塞などは表面に出ていないが予め経過した病である可能性がある。典型的な長時間座りぱなっしの職業の特徴と言えなくもない。

 また、現存のSF関係者である伊藤典夫山本弘脳梗塞大森望は心疾患を患ったということを参考にしてもいいだろう。

 がんによる死亡は少ないが闘病の結果として肺炎というのはこのリストには出てこないので多寡を論じることはできない。食道がんや口腔がんは喫煙が原因と推定される。

 かねてより彼らのアウトプットに憧れ親しんできた者として、同様な病気が予期されなくもないということで、また、SFという人外魔境に触れた人たちがどのような末期を辿るかという興味の一環として、まとめておきます。

 

星新一最相葉月の伝記が出ています。

 

 変わり種でいうと、今日泊亜蘭の評伝が出てますね。

 

 

 

 やはり翻訳者としてなじみ深いのは浅倉久志でしょうか。