エスキモー(失礼!本当はイヌイット)にドストエフスキーがいたならば、どのようなカラマーゾフを書いたであろうか?
仮にドストエスキモーと呼ぼう。エスキモーでは肉親との相克は問題視されていたろう。資源が限られた過酷な環境だ。
兄弟間の争いや父子間の憎悪はそれなりにあったろう。神(セドナ?)への信仰の揺らぎだってあったろう。ちなみにこのセドナは地名ではない。
ともあれロシア人の方の原作はドストエフスキーの死によって中断した。けれども、エスキモーのドストエフスキーはそれを書き上げていたらどうだろう?
私の夢としてのドストエスキモーのカラマーゾフはどのような結末だったのだろうか。
それのみが気にかかる。
果てしない愚問だけれど。