伊福部昭の原曲(交響曲『シンフォニア・タプカーラ』)を甥で電子工学者の伊福部達がヴァリエーションを加え提案した。地震速報のサウンドの原典というべきか。
緊迫したアップテンポの主題が何事かの到来を告げているかのようだ。怪獣映画の走りともいえる「ゴジラ」の作曲家の資質を感じさせるとともに、市民を無差別に殺戮した時代というものが背後にある。つまり、ゴヤの「巨人」を髣髴とさせる戦慄&旋律が響くのだ。
- アーティスト: ロシア・フィルハーモニー管弦楽団,伊福部昭,ドミトリ・ヤブロンスキー,エカテリーナ・サランツェヴァ
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (12件) を見る