老子道徳経としても知られるこの思想書は人生論や政治論として老子を読むのが王道であると思われているが
そうした見方以外に理科系センスで読みを進めたいというのが趣旨。
それにしても理科系や工科系は「老子」を全然気にもしていないだろう。古代中国の賢者の書というくらいの記憶であるまいか。
しかしながら、あらゆる偉大な思想がそうであるように、その文章は含蓄があり、単純な読み方を許さない。言い換えれば自由な読み方ができる。ついでに生物哲学的な読みもできる。
まず、老子の書の不思議さと驚嘆すべきことを書き留めておきます。数千年前の書でありながら、その抽象性は高い。
名付けえぬものとチョムスキー
タオ自然学の系列
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