最初に信じていた信念は、その当時は事実かもしれないが、やがて事実を自分の目から隠蔽し判断を損なうことになる。
イデオロギーのイドラというべきか?
戦前におけるヒトラーのファシズムへの日本の傾倒も、戦後の左翼によるスターリン主義や毛沢東の盲信もそうしたイドラのドツボだった。
まともな知識人という意味で歴史学者の弓削達を学者としても人間としても敬意を払うものであるけれど、この晩年の発言はどうであろうか?
北朝鮮のノドン試射実験も僅か2、3発で、実験は中止された。日本への軍事的侵略の政治的意図があるとは思えず、アメリカが仮想敵国としてでっちあげた。中台危機も尖閣諸島問題もアメリカのでっちあげである
wikiより
何処も彼処も絶対権力は盲信してはならないことを挙げて証明している。
北朝鮮は狂った独裁機構となり果てた。だが、アメリカを信じるか?それも大きな疑問ではある。国家理性なるものをどう市民が評価するかが問題だなあ。
- 作者: フリードリッヒ・マイネッケ,菊盛英夫,生松敬三
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