10年ぶりの新車である。プリウスSでエコなドライブに転身を図るのである。
プリウスは何度か乗ったことがあるが、ガソリン自動車とはフィーリングが違う。エンジン音がコックピットで感じられない。エンジンが回り出すのが中速域で、ロードノイズでエンジン音がかき消されて聞こえないわけだ。
実際に運転するとアイドリングがないことに気づく、低速域はモーター駆動なのだ。したがって交差点待ちはアイドリングストップ状態になる。ガソリン車の自動アイドリング停止はこの模倣なのだろうなあ。
エンジンブレーキに替わり回生ブレーキが減速を代行する。回生とはエネルギーを生かすという意味だろう。車両運動をブレーキディスクの摩擦に消耗するのではなく、発電機の回転力に車両の慣性運動のエネルギーが変換されるわけだ。つまり、制動力は模擬的なものだというのがミソになる。
しかし、ブレーキを頻繁に使うのことはエネルギーロス=燃費を悪くすることには変わりはない。エネルギー回生といえども変換ロスがあるからだ。燃費向上に定速度走行が望ましいのはガソリン自動車と同じであろう。
そうはいっても市中では渋滞や信号、上り下りがある。そうなれば回生が効果がでるわけである。
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