ランダムなメモランダム

雑草のような雑念と雑考

世界にマイナスを残す日本インパクト

 大仰なタイトルだけど、日本が貢献した、あるいは激震を与えた歴史的イベントを枚挙しておきます。

1)ヒロシマナガサキそしてフクシマ
 放射能がどのように人類に害をなすかを身をもって示しました。ヒロシマナガサキアウシュビッツと並ぶ一般市民の虐殺行為です。他方、フクシマは、国民の自己責任ですね。

2)公害・鉱毒、そして乱開発
 足尾鉱毒事件から水俣病、それに四日市喘息と狭い国土を経済原理優先で荒らしました。

3)ハラキリ、神風特攻隊、赤軍
 心中とか切腹の思想は戦中に必死の攻撃になって開花というか散華しました。赤軍はテルアビブでその伝統を受け継ぎました。
 世界に蔓延する自爆テロはそこから分岐してゆきます。


4)鎖国の強制開国と工業立国
 そもそも開国したのが間違いのもとだったんでしょうね。鎖国を今でも続けていたら、文化多様性は保存され、独自な文明になっていたのに。蘭学が独自の解釈によって自然をかく乱しない科学技術に発達していったかもしれません。
 ほんとうの意味での「持続可能な社会システム」が生まれたかもねえ。

 下手に欧米流に工業立国したものだから、その成功例に右に倣えで世界中の国々が同じ穴のムジナになって、地球生態系は激変を余儀なくされた。



 そういう意味では、どれもこれも日本がオリジネーターであるインパクトではないです。そもそもが産業革命がいけなかったんでしょうね。
 いや、ご先祖さまが木から降りたのが間違いだったのかも。

ヨーロッパ帝国主義の謎―エコロジーから見た10~20世紀

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