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雑草のような雑念と雑考

大英帝国に由来する真夏の大騒動 in the world

 2024年8月の今現在、イギリス本土では右翼集団による移民排斥の暴動で大騒ぎになっている。世界を見回すといたるところで戦争や暴動のニュースが目につく。

どれも、20世紀の大英帝国負の遺産の地域ばかりなんじゃないか?

 イスラエルパレスチナとの確執はまさにそうだ。イスラエル人はそれまでの平和な同居人をいち早く出し抜いて建国した。

 ラピエール&コリンズの『おお!エルサレム』はその経緯を描いた秀逸なドキュメンタリーだ。当時はイスラエル人たちの勇気と知恵に感動したが、どうもかなり割引しないといけないかな。

 バングラデシュの騒動ももう3か月以上になるが、死者が増えるばかりである。せっかく、経済成長のきっかけをつかんだのに政情不安が大いなる足かせだ。

この国もインドを統治していた大英帝国が手放した時に生まれたイスラム教国家だ。

 東南アジアのミャンマーも軍政独裁政治できな臭い統治と騒乱が絶えない。イギリスの植民地支配の後遺症なんじゃなかろうか?

 それもよりも悲惨な侵略戦争の被害国家、ウクライナ。ここは大英帝国とは歴史的に無縁であったといえるかもしれない。 

 ただし、19世紀にクリミア戦争というイギリスと帝政ロシアとの係争の地であったことは指摘しておこう。

  今現在、世界で戦乱と悲惨の地域となっている場所はいずれもイギリスの統治下にあったといえそうだ。

 今は直接は関係ないにしても、大英帝国統治権を手放す際に「立つ鳥跡を濁さず」どころではなかったゆえの呪いの地なのではないかな?

 

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