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雑草のような雑念と雑考

クレタ島の洞窟遺跡 ゴルティナ

 地中海のクレタ島は神秘的な島である。ここで幾多の国家や民族が興亡を繰り返し、その幾つかは神話となって後代のギリシアミノタウロスや迷宮伝説を残した。
 20世紀になり英国人考古学者エヴァンスがクノッソス宮殿を発掘し、その伝承の一部に十分な根拠があったことを示した。
 その迷宮的な建造物がクレタ島の自然の造形物に影響されたという説があるくらいだ。
その洞窟の見取り図を示しておこう。1922年頃の迷宮の書に載せされている。

 クレタ島南部にあるゴルディナ洞窟である。現在では崩落の危険性があるので封鎖されている。


【世界の迷宮と迷路の集成】
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【W.H.Matthwes 『MAZES AND LABYRINTHS 』】


ケレーニイの迷宮神話の論文もあげる

迷宮と神話 (1973年)

迷宮と神話 (1973年)

 それにしても、「迷宮」というと難事件が解決できないという意味になりがち。本来的にはミノタウロス神話にあるようような迷路からなる宮殿がラビリンスのはずだろう。おそらく欧米系の探偵小説の常套句が和訳されてきているはずだ。