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雑草のような雑念と雑考

牛のバケモノと系列メモ

 中国の饕餮(とうてつ)は牛のバケモノのご先祖であろう。饕餮は身体が牛で頭がヒトになることもある。殷の青銅器における文様を宋代に饕餮文様と呼び出した。
白川静によれば異民族の神を妖怪=悪魔払いの悪霊として東西南北に配置したと「中国の神話」に記している。
 殷は呪術と文字の国家だったらしい。

 こうした毒をもって毒を制す的なバケモノの利用は「鬼瓦」に流れ込んでいる。
牛鬼が西日本に多いとwikiにはある。牛の頭にオニの胴体だそうだ。
 牛とみずの関わりついては石田英一郎の『河童駒引考』が文献的にまとまっている。
妖怪が零落した神というのはどうもいろいろの側面があるらしい。