2021年10月にバイデン政権は1963年のジョン・F・ケネディの機密文書、いわゆる
ウォーレン報告の残された核心部分の開示を見送った。ウォーレン委員会はオズワルドの単独実施を結論としつつ、その報告書を75年間封印した。
だが、その公開への圧力は高まり今年には全面開示のはずだったのだ。
実は、トランプ政権でも公開は先送りされたという。その反対者はFBIとCIAだとされる。
これは他ならぬジム・ギャリソンの『JFK』の主張が裏付けされたと言えないだろうか。
元地方検事のギャリソンは「暗殺がCIAを主とする政府機関の一部によるクーデタ」としている。
FBIやCIAといった反対者たちは自分たちの過去の経歴に抜き差しならない汚点があるのを自覚している。
だからこそ、見送りを歴代大統領に迫ってきたのだろうという疑いは、確信へと変容している。